近くの人と遠くの人

近くにうつ病、もしくはうつ状態の人がいれば
直接、様子を見に行くことができます。

でも、遠くの人だと、様子を見に行くことは
容易ではありません。

連絡の手段はメールか電話しかない・・・

と思っている人も多いのではないでしょうか?


実は、メールや電話だと逆に恐怖を覚え
メールを拒否したり、着信を拒否したりすることがあります。

そこで、それなりに効果があるのが「手紙」なんですね。

当たり障りのないことを書いて
文末に「もし良かったらメールしてね」とかを書いておく

もちろん殆どの場合はメールしてこないかもしれません。

ただ、患者に

「あなたの味方はここにいるよ」

と伝えることはできます。


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対応

うつ病患者が身近にいると
何かと世話をやいてくれる人がたまにいらっしゃいます。

ところが、世話をやかれると
余計に辛くなる患者さんもいらっしゃいます。


うつ病患者にとって、どういう世話の焼き方がいいのでしょう?

私なりに考えてみました。


◆基本的に励まさない

通り一遍の励ましは、逆に患者を追い詰めることになります。


◆重大な決断をさせない

いつから復職するの?とか、学校行くの?とか
今の状態では「リスク」を負いそうな決断はさせないことが大事です。


◆したいことを見つけさせない

何か趣味を持ってこれをしてみよう!とか強制はしない。
助言に留めておくことが大事です。
したいことは、患者本人が自然と見つけるようになります。


◆患者さんのリズムにあわせる

家族の誰かがうつ病であるなら、
その人のリズムになるべく合わせてあげる。
家ではストレスを与えない環境を作ってあげる。


干渉しすぎず、ある程度距離をおいて見守る

という感覚で接してあげるのがいいと思います。


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言葉 その2

言葉には

◆人を元気付ける力がある

と同時に

◆人を傷つける力がある


言葉を発した側の思惑よりも
言葉をかけられた側の受け取り方で意味が変わってくる。


うつ病の症状の重さによっては
全ての言葉が苦痛になることもある。

心が硬くなってしまっているから
言葉が受け流せなくなってしまっている。

ガラスに石を落とすと割れてしまう。
でもスポンジに石を落としてもスポンジは壊れない。

柔軟性の違いである。

心の柔軟性がなくなってしまっているから
言葉の衝撃を吸収できない。

受けた言葉の衝撃は破片となって
心に突き刺さり残っている感じを受ける。

破片は抜かなければ痛いままだ。

表立って大声は出せなくても
箱に顔をうずめて大声を出すことはできる。

大声を出して発散するのもいい。
大泣きして発散するのもいい。

心に破片を残さないようにしよう。

周りの気遣いが苦痛になるなら
ちゃんと説明するのも大事なことである。

色んな意味で説明が出来ないなら
何か発散する方法を考えてみよう。


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言葉

うつ病を患う人の中には、言葉に敏感に
反応する人が沢山いらっしゃいます。


例えば「頑張れ」という言葉

「明日サッカーの試合があるんだ」
「頑張れよ」

「明日の商談は気合入れなきゃな」
「頑張れよ」

これらは普通の用法ですね。


ところが、頑張りすぎて、うつ病になってしまった人に

「頑張れよ」

と言葉をかけても

「これ以上、何をどう頑張ればいいの?」
「頑張り方が判らないよ」

というふうに答えが出せないことが、ままあります。


「気をしっかり持って」

と言われても、あまりに漠然としすぎていて
逆に劣等感を思わせる結果にもなりかねません。


頑張りすぎた人に「頑張れよ」は禁句と言ってもいいでしょう。


逆に頑張るのが大好きな人がうつ病になった場合
「頑張れよ」という言葉は励みになったりもします。

この辺のさじ加減、見極め

相手がどういう状況で病気になってしまったかで
かける言葉というのは、大きく違ってきます。


悩み事は誰にでもありますし
不安な気持ちも誰でも持っているものです。


どういう言葉をかけるかは、親密度でも変わってきます。

一番堪えるのは近親者からの言葉

健康な人から見れば、腹が立つこともあるでしょう。

ただ、一言発する前に、一拍おいて
本当に発していい言葉かどうか考えてほしいと願います。


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協力

今回から「うつ病患者との付き合い方」とか
身近にうつ病患者がいる人がどうなってしまうかを
経験に即して書いていきたいと思います。

必ずしも書くことが正しいとは限らないことをご了承下さい。


ある日突然、家族や友達にうつ病の人が現れた場合、
ほとんどの人は、どうしていいか判らないというのが現実です。


うつ病になってしまうと、往々にして以前のように動けなくなります。

当たり前にこなしていた仕事や家事が出来なくなってしまいます。

本人は言いようのない悔しさのようなものが芽生え
周囲はその行動の不甲斐なさに不満を覚えます。

本人がイライラするのと同時に周囲もイライラしてくることがあります。

「どうしてやらないんだ」
「やりたいけど出来ないんだよ」

こんな悲惨なやりとりが繰り返されるようになる場合もあります。


私の母がうつ病になったとき(約10年)
最初の頃の父は、とても荒れました。
私がまだ学生の頃です。


見た目には父が母を一方的に責めたてているという感じでした。
今になって思えば、
・母が何もできなくなった不甲斐なさ
・父が母にどう支えていいか判らない不甲斐なさ

この二つが衝突していたように思えます。

お互いにイライラし、その感情は兄弟にも感じられ
家族全体がイライラの連鎖にはまっていたような気がします。

数年間はこの状態が続き家族関係は崩壊寸前までいきました。

そんな折、兄が溜まっていた洗濯物を一気に洗いました。
それにつられるように私は食器を洗うようになりました。

仕事から帰った父は片付けられた部屋を見て
特に何も言いませんでしたが、
帰宅後の食事の支度などに文句というか、ぼやきがなくなりました。


母は何かしようとするのですが、その都度
誰かが「いいから寝てなさい」と言うようになりました。

発症して4年目くらいのことだったと思います。
元々の原因が父だったので、兄弟で父を説教したというのもあります。


当時、理解はできないけれど、やれることは手伝う
ただそれだけを行っていた記憶があります。


一方的に責める前に分担できるものはないかどうかを考える
これが大事なのではないかと思います。


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鬱病です。かなり重症でした

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